前回のおすすめ本の紹介の続きです。
土台の構想がまとまってきたら、言語化していきます。
それは、ホームページにのせるキャッチコピーになることもあれば、表には出さずに自分の中に持っていて、制作する上での目指すべき北極星のような役割になる言葉です。
制作期間が長くなり途中で方向性を見失いそうになれば、この「言葉」を思い出して軌道修正を行いながら再度目的地に向かって進んでいきます。
ここでコピーライティングの勉強で学んだことが役に立ちます。
コピーとは売るために耳ざわりの良い言葉をなんとなく並べたものではありません。
「What to say(何を言うか/論理)」と「How to say(どのように言うか/感性)」を何度もいったりきたりして、言語化を諦めず、少しでも深く掘れるように色々な角度から探っていきまます。
■コピー関連本いろいろ
コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術
著者の阿部広太郎さんのあたたかさや優しさ、飾らない人間性と愛が沁みる本。
例えば、「I love you」の訳し方。
愛を書かずに愛を伝えるには、あなたならどう言いますか?
それは、「半分こしよう」だったり、「元気?」だったり、伝え方は様々。
私の仕事はモノやサービスを必要ない人に売りつけることではなく、モノやサービスという形に変えたクライアントさんの「愛」を、それが必要な方に伝わるようにお手伝いをすること。
だから、愛の伝え方をいっぱい考えないといけないなと思っています。
ふだん「伝えること」や「ことば」に真剣に取り組んでおられる著者の方々が書かれた本は、あげだすとキリがないぐらい良い本がたくさんあります。
名作を読んで味わい、そのコピーの背景や成り立ちを考えてみる。