ish Design 代表 早川 ゆかり
プロフィール
- 三重で生まれ、幼少期は東北で10年過ごし、その後再び三重に戻る。
- 1992年〜
- 京都の美術系短大テキスタイル科卒業後、職人に憧れ、老舗の呉服染色会社に入社。
そこでmacに出会い、着物の配色など行う。 - 1995年〜
- 結婚退職後、mac、プリンター、スキャナー、Adobeのphotoshopとillustratorなど一式を5年ローン(!)で購入(この頃は高額でした)。
染色に携わりながらmacを活用して様々な活動を行う。
2002年頃、独学でサイト作り。 - 2003年〜
- レンタルサーバー会社にウェブデザイナーとして入社。
その後Web制作会社に転職。 - 2007年〜
- 個人事業「ish Design」として開業。現在に至る。
今までと、これからと
転職
伝統産業の職人の世界のアナログなモノ作りは面白く好きでしたが、就職した時期はバブルがはじけた直後、その後もどんどん景気は冷え込み業界には閉塞感が漂っていました。
1990年代後半にはインターネットもパソコンも普及してきて、自分で作ったサイトを公開するとたくさんの人とつながり、お互いのサイトを行き来して、今でいうSNSのように交流を深めました。
そういった経験から「これからはデジタルやWebの時代が来る!」と思うように。偶然、公開したサイト用に借りた京都のレンタルサーバー会社に拾っていただき、全くの未経験・独学からWeb制作に携わることになりました。
制作会社時代
新しく出来たWeb制作部門なので、Webデザイナーは社内でひとりだけという中、必死で学びながら働き、右往左往、ジタバタと足掻きながら サイト制作・更新、自社サービスの運営補助、メルマガ作成・配信、印刷物制作、音声編集・Flash作成、顧客との打ち合わせ、電話サポートなど、ひと通りの業務を行うようになりました。
仕事をする中で、顧客は様々な困りごとを抱えている事が多く、その解決のために、ヒアリングの大切さ、制作時の細かいチェック、公開して終わりではなく更新を続け、様々な施策を続けていく大切さを感じるように。
その結果、顧客から「サイトを公開した効果が出てきた!」と喜びの声をいただく事が増え、「もっと効果を出すために必要なこととは」を考え制作するようになっていきました。
開業〜現在まで
2社目のWeb制作会社を経験した後、個人事業として開業。
2017年12月で11年目を迎えようとしています。
デザインはもとより、スマホやタブレット対応、サイト内コンテンツの充実やユーザー目線での使いやすさ、SEOを意識したHTMLコーディングやWebライティングなど、常に技術や流行の感度を高く保つことの大切さと難しさを感じながら、目の前のお仕事を丁寧にすることを心がけてきました。
「もっと伝わるために」と、写真やコピーの勉強もはじめ、ご依頼をいただくようにもなってきました。
小手先の施策だけではなく、俯瞰で見てトータルでブランディングが出来て、想いを伝えることが出来れば結果がついてくる、と、常にベストを模索し、様々な問題解決につながる制作を心がけています。
これから
これからはAIが人の仕事を奪うと言われますが、AIを便利に使えば、心強い味方になると思います。
例えば、手動でするのが大変なマーケティング調査やKPIの設定やスコアの計測(数字を扱うことが苦手なんです…)。自動化できるところはどんどんAIにしてもらって、空いた時間で人はもっとクリエイティブに集中できるように。
O2O、B2B、B2C、C2C など、人と人とのコミュニケーションデザインが今よりさらに難しく、大切になってくると思います。ですが、「言語化出来ていない問題」を発見・解決につなげていければ活路が見いだせる可能性もあります。
アナログなモノ作りで培った「用の美」、デジタルの活用、多様な得意分野を持った人とつながり、人とAIとのチーム編成で「みんなの幸せにつながる」問題解決が出来ることを目指して、今後も一層研鑽を積んでいきたいと思います。